3ヶ月検診
手術後3ヶ月が過ぎた。
前回の記事を読んで、まだ正座が出来なかったんだ…と思い出すくらい、だいたいの動作が出来るようになっている。
長時間でなければ、正座も出来る。
靴下を履いたりズボンを履いたりは、未だにしづらいし、月の一定期間は腰が張るなどゼロにはならないが、それでも良好だといえる。
さて、3ヶ月検診に病院に行ってきた。
レントゲンとMRI。
レントゲンはあの固い板の上に寝そべるのがたいそう億劫だったが、それも平気だった。
MRIは、そういえばこの病院では初めて撮ったんだった!綺麗な部屋、新しく大きな機器。
天井に青空と木々の絵が描いてある。
寝そべるところも少しフワっとした素材で痛くない。耳栓は使い捨て。その上にヘッドフォン。クラッシックでもない、中途半端な当たり障りない音楽を聴きながら・・・寝る。
で、こんなん撮れました。
この画像が手術前。
飛び出したヘルニアが、白い神経の通り道に邪魔してるのがわかる。
こちらが、今回。
ヘルニアはほとんど引っ込んでいる。
白い神経の通り道が見えている。
傷はまだ時々かゆいが、良好だと思うとのこと。あとは、もう何かおこったら病院にこればいい、つまり
もう通院しなくていい。
目で確認出来ると、ひと安心。
時々かゆいんですと言ったが、先生はまぁそのうち治るわと。
これで、このブログもいったん終わりのつもりです。再発しませんように・・・。
1ヶ月半検診
手術以来、初めて病院に来た。
しかも1人で、車を運転して来れた。
こんな日がくるなんて思ってもみなかったなぁ・・・。
この日の朝に限って、左足首外側が痛くなってドキッとした。術前痛くて術後痛くないところだったから。
ゆっくりストレッチしたり、さすったりして、ごまかしごまかし。
何とか大丈夫だった。
レントゲンを撮って、問診を待つ。
傷を見てもらったら、どうやら糸がちょっと出てたみたいで、とってくれた。
消毒してガーゼ付き防水テープでカバー。
ヒリッとした。ちょっと膿んでたんだ。
2日ほどしたら自分で剥がしてね。とのこと。
忙しく、3ヶ月後MRIを撮るかどうかとか、まぁ順調ってことを駆け足で言われ、終わりそうになったので、なかなか左膝を曲げにくい(痛くはない)ということだけ伝えたら、
「そんだけ神経がやられとったっちゅうことや!」ですって。あそう。
外側ヘルニア の心配もあったので、3ヶ月後のMRIは撮ることにして、終了。
M先生「よし!絶好調!」と去っていった。
絶好調というほどでも無いが・・・
沢山の患者の中では絶好調なほうなんだろう。
しかしだいぶ動けるようになったと日ごとに思う。車で実家まで運転出来たし、ちょっとした用事は1人でいける。
ファンヒーターの灯油も入れられたし、まぁまぁの量のお買い物も出来た。友達と近所にランチにも行けたなぁ。
相変わらず課題は、正座かな。
あと、長く座ってると痛くなってくるから自分で気をつけないと。
傷が完治したら運動も考えたい。
今のところウォーキング。
退院2週間後
痛い時もあれば、楽な時もある。
ひと言で、良くなった!とも調子悪い!とも言えない。
坐骨神経痛の診察で必ずやるラセーグテスト。仰向けで膝を伸ばして脚がどこまで上がるかっていうテスト。
あれを自分でお風呂上がりにやってみても、やっぱり左が全然上がらない。うーん。
相変わらず薬は服用していないが、
花粉症 が出始めてあまりにクシャミ鼻水が出だしたので、ひどい日には花粉症の薬を。
クシャミは腹圧がかかり結構負担がかかり、クシャミで再発したという話も聞いたことがある。
我慢しないほうが腹圧がかからないというので、どこかにつかまって思いきり
へークション!!!
とやってしまったほうがいいみたい。家ではそうしてる。
父が我が家を訪問し、持参のお花をササっと飾ってくれた。
↑これはその余りを使ってちょっと入れてくれたもの。
花粉症と葛藤するところではあるが、春を感じられて嬉しかった。その心が。
週末には遠くに暮らすきょうだいや、その子供たちも会いに来てくれた。
子供を抱っこ出来なかったのは残念だったが、その元気エネルギーは素晴らしい!
少しずつ色んな人に会えたり世界が見られるような気がして、とても嬉しい。
週末には、目標にしていたお出かけも出来た。
運転は夫がしてくれたが、片道20〜30分かかるところ。
お花の展覧会なので、会場でも立っている。
最後の頃には少ししんどいような感じもしたので、そこそこに帰って休んだ。
傷口の痛みはほとんどなくなってきた。
カサブタはまだ一部残っている。
痛い時は、足の付け根あたりだったり、足首外側あたりだったり、まぁ坐骨神経の通り道が。
30分前後歩いたり座ったりし続けていると、そろそろしんどいなって感じ。
無理無理!と思っていたことが少し出来るようになったこともある。
・多少の重さのものは持とうとすることがある。前は触る気もしなかった。
・脚を組みそうになることがある。
組まないけど、前は組もうという気が無かった。
・階段が少しスムーズに。特に降りるのは怖かったが、両脚で降りられるように。でも多い時はエレベーター。
・脱衣所でほとんどイスがいらなくなってきた。
・車の助手席に少し乗れる。前は後部座席に寝転がっていた。
という感じ。
地道〜に動けるようになっているのかな?
退院して1週間
毎日少しずつ歩くようにしている。
今のところ、20〜30分前後がほどよい。
痛みが出ないように、7,8割の力で頑張るといいらしい。
スカパー!で無料録画してた宇多田ヒカルのライブを観てた。哀しくて、良かった。
コンテンポラリーのダンサーの動きが羨ましい。
こういうのも、映画も、1時間ほど観たら横になる。座りぱなしがこたえるので。
横になっていて、起き上がる時も脚の付け根あたりがちょっと痛む。
牛乳やら洗剤を買いたかったので、届いたショッピングカートを使ってみた。
結果、歩く時も買い物中も邪魔だった。
それに下の方に荷物を入れるのに、中腰になるのも嫌だし、高いところからズドン!と落とすのも嫌だ。
これはもう使わないかも・・・。
念願の美容院へ!
行きつけのヘアサロンは車が必要。運転はまだしないので、割り切って歩いて行けるところにした。
一度行ったことのある、近所のまぁまぁのところ。
しかも、2回に分けて施術してもらうようにお願いした。今日はカット、明日はカラーというように。
2時間ぶっ続けはダメージが大き過ぎるから。
それにしてよかった。1時間でも、緊張感がある座りぱなしはまあまあしんどい。立ち上がる時はゆーっくり。
秋から半年近く行けなかった・・・バッサリいってスッキリ!
ようやく退院
嬉しい!退院日。
朝、M先生も会いに来て下さった。
いたってサッパリと必要な事だけ。だけど、私はこの先生でホント良かった。ぶっきらぼうだが、患者思いな感じがする。
看護師さんとも書類など交わし、土日だったので請求は後日郵送で届くことになった。
後日届いた。今回は限度額認定証を先に提出していたので、9日間で11万円弱。
夫が迎えに来てくれて、看護師さんにエレベーターまで見送られついに退院。
駐車場まで、前回2回は車椅子だったのに、今回は自分の足で歩いてる!
お薬の処方も全然なし!
同じ退院でも、別物だ。
真っ直ぐ自宅に到着し、洗濯を回しながら、届いたものを見ながらホッとお茶を飲んだ。
ものすご〜く慕っている人から、お見舞いに届けてもらえた音楽CDを、この時ようやく聴いた。(こういうさり気ない贈り物、いいなぁ)
長く座ってテレビを見てたりすると
この日はテレビで映画ミザリーがやっていた!実は初めて。
少し痛くなったが、
薬を飲むような事態にまではならず、
横になって休んだり立ってウロウロしたりを繰り返した。
この晩は久しぶりによーーーく熟睡できた。
術後7日目【七色いんこ】
5時間くらい?少しゆっくり眠れて安心。
手塚治虫先生のおかげだ。
作品は「七色いんこ」でした。
朝久しぶりに採血があった。4本。
あの「革命児」と言っていた看護師さんだったので、(※術後2日目【個室】に出てきた人)
「私あなたにすごく助けられたんです。あの時、サッサッとあれこれ環境を改良して下さったから、グンと良くなったんです!」
などと伝えた。
たまたまそういう時期に私が当たっただけー!
と笑ってくれたが、やっぱり素敵な人だった。
最近こういうことは、なるべく伝えるようにしている。
二度と会わなくても、その人の仕事なり生活なりのモチベーションになるといい。私もそんな風に力をもらうことがあるので。
若い時は恥ずかしくて、面倒でなかなか言えない。
はぁ?って思われたら嫌だな、とか。
お年寄りなんかすぐ口にするよね。言われて傷つくこともあるけど、嬉しいことも多い。
歳をとるといいこともある。
今朝はミッション。
上階で販売してる焼きたてパンを買いにいき、母に渡す。はりきって早く行ったら1人だったのでゆっくり悩む。あまり両親が喜びそうなパンが無く、甘そう。コロッケパンも無い。
でも、パンって選ぶのが楽しい。
最後のリハビリ。
階段の登り降りも少し発展でき、あの子ともホントに笑って話が出来た。元気の源になった。
ありがとうございましたと言った。
「自信を持って帰って下さい」という最後の言葉に勇気づけられる。
午後、突然レントゲンに呼ばれた。
どうやら退院だから色々確認するようだ。
シーツや布団など、リネンを取り替える日で、全部がパリッと清潔になり、気持ちがいい!
そのあと母が来てくれ、またゆっくりお話に付き合ってくれた。パンも渡せて、清々しい。
あと1日で退院だ。
荷物もだいぶまとめられた。
自然と声も明るくなる。
クシャミする時など、痛い時もあるが、薬無しでいけてることに驚き。
傷はカサブタみたいな感じになってる。ちょっとだけかゆい。
メチコバールも遂に無くなった。
処方しましょうか?と看護師さんに聞かれ、まぁビタミン剤なんでどっちでも〜と答えていたら、M先生に確認してくれたみたい。
「M先生から返事で、処方は不要って書かれました〜!笑 」
豪快なM先生らしい。2人で笑った。
それだけでも、手術して良かった。