術後1日目【HCU】
落ち着かないひと晩だった。
管という管が繋がっており、邪魔くさーい!というのが感想。
心配していた、痛みはほとんど大丈夫だった。
動いたら心電図のシールが取れたり、
酸素マスクの蒸気で水分がたまって口元がぬれたり、寝がえり打ちたいときも点滴・ナースコール・尿管などとにかくジャマ。
HCUの朝の看護師。
昨日、説明の時に部屋まで来てくれた頼もしい女性。
身体を拭き、寝間着を変える様子などかなりプロフェッショナルでかっこいい。
(写真は寝間着その2)
その看護師が隣の(話すことが出来ない)患者のケアを、新人の女の子に教えてあげていたけど、厳しく的確な教え方だった。自分で考えさせてあげるような。
でも、女の子は返事はめちゃくちゃ真面目なのに、コッソリ男性の中堅スタッフに文句を言っていたりして、どこも教えるのが難しい時代だなぁと思った。
私のお着替えの真っ最中に、その新人がカーテンを開けて「お手伝いできることありますか?!」と聞いていたが、ベテランさんは「大丈夫!今無いから!」と答えたのに何度も聞きに来る・・・しまいには「もうカーテン閉めてくれる?!」と言われてた。やる気があるのかないのか。
酸素マスクを鼻にぷすっと差し込むタイプのにしたら、めちゃくちゃ楽!これにしてよ〜。
そこから、心電図もとれ、あれこれ外し、酸素のもそのあと抜かれて、相当身軽になった。
水分もずっと取れなかったが、お腹の動きを確認し、うがいから始め、ようやく飲ませてもらった。
冷たくて、めちゃくちゃ美味しい!
11時にHCUから整形の病棟に戻る予定で、そこは個室だそう。
差額はとられない。
このベテランさんとはお別れか・・・さみしい。
入院あるあるだ。一期一会。
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時間ちょうどにお迎えベッドが到着し、HCUのベッドからスライド式に移った。
あれ?!ベッドが狭い!
看護師さん2人とも知らない人。
なんだかさみしい。
個室は明るく見晴らしがいいが、めちゃくちゃ古い部屋でドアを開けるといきなり自分。洗面台なども古く使いにくそう。
前のN病院の個室は素晴らしかったので、比べてしまう。
ううう、寝がえりをうっても、ベッドが狭い・・・。無料だし文句は言えない。
移動したらもう一度足の血栓予防のエアーを取り付けるとのことだったが、つけられなかった。聞いてみたら、整形では全然それはやってないから弾性ストッキングだけで大丈夫とのこと。
科によって違うのか。何となく不安で足先をこまめに動かす。
昼ごはん!
久しぶりのご飯だが、普通のお米だ。
看護師さんも、「お粥がよかったねぇ」っていってる。夜からお粥に変更してもらうことに。
パクパク食べられそうな雰囲気だったが、久しぶりだということと、便通があったら困るなと思って(尿管は通っている)ごく控えめに食べる。
点滴で痛み止めと抗生剤もしており、痛みはほとんどない。背中を頭の方にずらそうと動くと少し痛い。
午後、土曜日だが早速リハビリの女の子が来てくれた。
寝てる私に、ベッドでの起き上がり方を教えてくれる。
ギリギリまで電動ベッドを起こして、お尻をずらしてひざ下を垂らし、ベッドに腰掛ける。
おお〜出来た!
でも終わったらフゥって感じで、自主練はせず。
夫、登場。
早速個室の古さとパイプイスの古さに文句つけてる、だけど色々届けてくれ、笑って話す。
かなり滞在して、ようやく帰る気になったところで、うちの両親とバッタリ。
結局ひとしきり父が話したところで解散。夫のおかずも母が作ってきてくれて、ありがたい。
夜中、猛烈にふくらはぎがかゆい!
血栓予防の弾性ストッキングを履いてるからだ。
かゆいー!じんましんのようにかきむしってしまい、ナースコールして相談。
暗闇の中で看護師さんが脱がせてくれた。
血栓は不安だけど、足先をこまめに動かすように言われてやたらバタバタ動かしていた。
これ以降そのストッキングは履かなかった。
夜には整形の看護師さんにも親しみが湧いてきた。